木こり

富士山の裾野は、なだらかな地形に恵まれ高性能林業機械を
導入することができ、作業効率を上げることができます。
林業機械の導入によって、体への負担を軽減することができました。
とは言いましても山の中での作業、地形も違えば、状況も違う。
雪の残る中で仕事をしなければならない時もあります。
苗木を植える事から始まり、下草を刈って木を育て、間伐、枝打ち、等
 手入れをしてあげる。苗木を植えてから数十年後、伐採された木が
製材されて、住宅等で使われる材料となるのです。
これが、木こりの仕事です。


木を伐るから、運ぶまで

チェーンソーでの伐倒 伐倒
 伐倒する立木の状況、地形、伐倒後の作業方法など考え、木を倒す方向を定めます。まず、受け口を切ります。受け口を正確に切る事により倒す方向を定める事が出来ます。そして、追い口を切ります。受け口と、追い口の差が蝶番の役目を果たし狙った方向に倒す事が出来るのです。
プロセッサー枝払い、玉切り 枝払い、玉切り
 皆伐等、大きな機械を林内に入れられる場合、プロセッサーという機械を使い、倒した木をつかみ枝を落とします。木の曲がり具合、太さにあわせ3m、4m、6mと、住宅で使われる材料の長さに玉切ります。
 間伐作業の場合、大型機械が林内に入れられないため、木を倒した後チェーンソーで枝を落とします。後に尺棒(棒に2m、3mと印が付いた物)を使い印をして、チェーンソーで玉切ります。  


 ※皆伐とは、ある程度以上の面積を一度にまとめて伐る伐採方法
 ※間伐とは、植林された木々は生長するとともに混み合ってきます。そこで、木々に適度な間隔を持たせるために間引く作業の事です。間伐をする事により林内に日が差し込むようになり木々は生長し、下層植生が見られるようになります。下草や低木が育つ事により保水力が高くなり、土砂の流出を防ぐ事が出来ます。
集材 集材
 グラップルという機械を使い、玉切りされた丸太を集め運材車に積み込みます。
10年位前は、まだ丸太を担ぐことがありましたが、今では、丸太を手で触ることもあまりなくなりました。
運搬 運搬
 山の中からトラックの入る場所まで小出しします。
はい積み はい積み
 山から出てきた丸太を、土場にいったん降ろします。
積み込み、運搬 積み込み、運搬
 トラックに積載されているグラップルで、
丸太を積み込み運搬します。

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